【絞って染めて】 | 辻が花染め工房 絵絞庵ブログ

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ようこそ、おこしやす。
京都は洛北、絵絞庵(えしぼりあん)という工房で、辻が花という技法を使い、着物をつくっています。辻が花や身近な自然・京都のこと等々

絞りと染め上がり。
少し技術的なお話を。


前回投稿の柄のこちらの帯は傘絞り、帽子絞り、縫い締め絞り、爆弾絞り等の基本的な技法で染めています。


同じ柄でも、生地によって色の入り方・出来上がりは全く変わってきます。絞りの力加減は変わらない為(緩く絞るということはありません)出来上がりを考えた上で、下絵の調整や染の加減をしなければなりません。
この生地に対しては柄が細かすぎた為、かなりしっかり長時間浸けて染めました。→染める段階で気付きました。。

絞っている為、出来上がりが見えないのが絞り染の難しいところ。