こんにちは。

ついき歯科院長の立木です。

 

皆さん、自分は歯ぎしりをしていると思いますか?

私はしています。

小学生の頃からしているよと言われてますので

かれこれ20年以上になります。

 

自覚したのは大学生になってから。

 

ある朝、頬と歯が尋常ではない痛みで目が覚めました。

あまりの痛さで何がおきているのかわからず…。

指で歯を少し触るだけで飛び上がるほどの痛みです。

10分もしないうちに治まりましたが、今でも忘れられない出来事です。

 

それから1週間、痛みはまったく出ませんでした。

しかし鏡で見たら、歯が欠けている!

それまで虫歯は1本も出来ず治療をしたことも無いのに。

 

大学の講義で習ったことが頭に浮かんできて

これが歯ぎしり(ブラキシズム)か!

このままだと歯が割れ続ける…。

 

ショックを受けて、その日の内にマウスピースを作りに行きました。

それから現在まで夜寝るときは必ずマウスピースをつけています。

歯が欠けたりすることはなくなりました。

 

歯歯歯

 

さて、ここから本題です。

歯ぎしりは歯や顎が痛くなるだけの病気ではありません。
力がかかりすぎると歯は欠けたり擦り減ったり、
ヒビが入ります。
冷たいものでしみやすくなり、
そこから虫歯にもなりやすいです。
最悪、歯の神経(歯髄)を取らなくてはいけません。
また、歯を支えている骨は過剰な力を受けて溶けます。
つまり歯周病の進行が加速しやすいのです。
 
歯ぎしりは口の中に起きる病気を著しく悪化させるのです。

 

歯歯歯

 

歯ぎしりが遺伝するのかわかりませんが

同年代の姉妹にも、歯ぎしりがあります。

 

10年以上前からマウスピースを作ることはすすめてましたが

忙しさもあってかそのままに。

結果、私と姉妹の口の中は歴然とした差が生まれました。

 

成人するまで虫歯がなかったのは姉妹全員同じです。

しかし、現時点で私は小さい虫歯を1本治しただけですが
姉妹は歯の神経を3本取り、
多数の虫歯治療
1本の歯を失い
歯周病も進行している状況です。
 
もちろん歯磨きの仕方などの要因もありますが
過剰な力がかかっていなければ
歯の神経を取るまではいかなかったと思います。
 
歯歯歯
 
歯ぎしりは自覚症状がないことが多いです。
手遅れになる前に、マウスピースをつけるなど
治療が必要です。
 
最後にもう一度
皆さん、自分は歯ぎしりをしていると思いますか?