一考  僕は何になりたいのか 

完璧で 何も間違えない人    であったはずだった


 その思いが全く無いのか と聞かれたら

答えはNOだ


だけど 「完璧な人間なんて つまらないのでは」

 言われて僕は否定できなかった

否定をしたかったわけではないけれど

つまらない の定義をここでしていては

話が進まない気がするので 置くとして


完璧な人間がいたとして

その人間はどう思うだろうか

分からないことは何も無い 

何だってこなしてしまう


やはり それは僕には魅力的に見える

だけど 「完璧」と言った以上 

未来も分かるとしたら

自分が死ぬ日時さえも分かってしまって

どう抗っても 変えられない運命に

絶望するのだろうか


決められた枠組みの中で生きている僕は

その枠組みの中における

完璧になりたいのかもしれない  納得感はある


人生というものを勝手に

僕の小さな枠組みに閉じ込めてしまったのかな


「完璧」は死なない  という可能性も

きちんと場合分けしておくこととする


プロの野球選手になりたい 

思ったことすらない僕が

野球ができなくて 悔しい と思わない


いつだか 女性に罵声を浴びせていた

あの男になりたい

など  思うはずもない   それはそうだな



自分が知り得る限りの範囲で負けたくないし

劣っていると感じたくないわけだ


×横で表現されてしまえばそれまでの



本当は高さもあるというのに




知る 必要がある   もっと







ただ  純粋に