2月の真冬に3週間もの快晴続き。せっかくの青空が雲らないうちに、太陽光を味わっておこうと3日連続ポタリングを楽しみました。
去年の夏の初め日曜大工中に梯子と一緒に滑り落ち膝を打って以来、ずっと休場中だったバイクに久しぶりに乗って来ました。こんな好天を逃す手はなく何をさておいてもと勇んで出かけました。
膝にまったく痛みがないわけじゃなく途中鈍痛を感じることが偶にありましたが痛みというほどでもなく違和感程度で済みました。サポーターも着けずいつもの約20kmのコースを走れたのでまあまあ快癒と言っていいかとおもいます。
初日の22日金曜はサン・マルタンの村外れを走ってるうちに、いつもと違う林道に入り、新たな発見になりました。路面が痛んで汚れてるので毎回走るコースには向きませんが気分転換に走るには好いと思いました。
二日目、23日土曜日は林の奥で男が叫ぶのが聞こえ、空手でもやってるのか?と思いましたが、やがてオレンジのベストを着た4・5人の男の姿が見え、狩り(ハンテイング)をやってるんだと判りました。
遠くでホルンの音が響き、ズドーンと低く籠った銃声が数発響き、こりゃひょっとすると弾が飛んできたりするぞ、と急いで走り抜けました。すると道の脇の金網の向うにまだ若いイノシシが毛を乱して出口を探してる様子。狩人たちから逃げてきたはいいが金網に遮られて遠くへ進めずに彷徨ってる 様子に不憫を感じました。
三日目は日曜日。冬枯れた寂しい風景ですが、お日様が明るいのとロバやポニーや馬や羊といった動物たちが冬の暖かな陽射しをのんびり楽しんでる様子に出会いました。
いつもの樫の大木が葉を落とし、まる裸なのが眼を惹きました。
サン・マルタン村の中心部。小高くなってるのでこじんまりとまとまって好い景色になってました。
青空を背景に葉を落とした樹木が枝を広げる姿が昔から好きでした。
だれかこの丸いのを鳥の巣だと書いてる人がいたけど、これは「寄生木(ヤドリギ)」だよ。フランスじゃこれはお目出たい木でお正月に玄関のドアに飾ったりする。「ギ Gui 」てのは名前にも使われるね。「ギ・ド・モーパッサン」
こういう木立の冬景色は赤い夕陽に照らされるとイラストを見るようなんだけど。夕焼けは快晴の日には見られないのが残念。