ドイツ、ケルンでの反核スピーチ | 雷神トールのブログ

雷神トールのブログ

トリウム発電について考える

めのおの小学校時代の同級生で、ケルンにお住いの芝勵子さんから昨日メールを受け取りました。

ケルン大聖堂前で、長崎被爆者の早田一男さんが、ドイツ市民に向けて反核の訴えをスピーチされました。

そのときの様子が You Tube で放映されています。

芝さんの了解を得て映像を貼らせて頂きます。




早田さんのスピーチをドイツ語に訳しておられる白髪のおかっぱ頭の女性が芝勵子さんです。


同じケルン市内のヒロシマ・ナガサキ公園でも早田さんはスピーチをされました。

画面の左脇に折り鶴のレリーフが付いた岩が見えますが、数年前、芝さんご夫妻がご尽力の末に実現された記念碑です。





放射性物質と、核分裂の原理を発見したのは、レントゲン、ベクレル、キュリー夫妻、ラザフォードなど主にヨーロッパの科学者でした。

しかし、早田さんのスピーチにもあるように、人類はいまだ核分裂をエネルギー源として使うことを完全には制御し切れていないのです。

核融合が今世紀中にも実現すると一時期騒がれましたが、プラズマを閉じ込めておける材料は現在のところ見つかっていません。人類が入手しうる金属材料では不可能なのです。

LNG(液化天然ガス)も扱い方を誤れば大変な事故になりますが、今のところは最もクリーンで、地球温暖化対策には有効な燃料とされています。

太陽熱、風力、波(潮の満ち引き)、地熱、バイオ(菜種、海藻)など、知恵を出し合って、より安全で長期的に使えるあらゆるエネルギー源の開発が急務です。



ペタしてね読者登録してね