前の公園のマロニエの実も落ちはじめました。落ちたばかりのマロニエの実は艶があって綺麗なのでつい拾ってしまう。仔猫のおもちゃにちょうどいいんです。コロコロといい音を立てて転がるので、ドリブルをしたり、ダンボール箱にシュートしたり。
この9月は猫たちが入れ替わり病気になり、獣医さんのところを何度往復したことでしょう。飼い猫と準飼い猫(庭と地下室に棲みついて時々家の中に入るが決して掴まらない)を入れると8匹になってしまった。半ノラの仔猫3匹も寒いので昼もくっついて寝てます↓ 夜は地下室に入るようになりました。
もうこれ以上は面倒見切れないよ。9月はエサ代と獣医さんの支払いで千€赤字。これから冬にかけて暖房用の重油と薪代、住民税が払えなくなりそう。9月初めに値上がりを続けたガソリンと重油は社会党政権が3ヶ月間、国の税、石油会社の利益を数%下げる政策を決めたので、今のうちだ!と昨日千リットル、発注しました。去年より幾分安く千€でした。住民税はペナルテイー覚悟で後払い。凍え死ぬよりマシだ。赤字が徐々に膨らんでリーマンショックの恐怖は消えずこれからいよいよってところであります。
今年の2月の酷寒で、大事に育ててた月桂樹(ローリエ・ソース)が6本も枯れてしまい、薪にしたので隣との垣根に隙間が空いてしまった↓
上の写真の建物は昔の施療院が養老院になったもので、この春から拡張工事をしてます。ウチとの間には2軒分の細長い庭があるんです。すぐお隣も、3年がかりの工事中で、子供と犬が遊ぶし、その向こうは夏バーベキューをやるので、こう丸見えだと、落ち着かないのであります。
枯れた月桂樹の根を掘り出した穴が写真の下に見えてます。ここへ、背の低い梨の木を移動します。この梨の木は2年前は100個も実をつけたのに今年は途中で風と雨でみんな落ちてしまった。残ったのはたった1個です↓
この梨の木の跡に、風で傾いたままのリンゴの木を移動します。写真の奥に見えてる木です。植え替え準備で、数日前から「根回し」を始めました。根っ子の周りをあらかじめ掘って根を断ち切っておくのが「根回し」って言うんだってね。
引っ越し当時は、これしきの土掘りなんざ朝飯前だったのが、こんどやってみると息切れするわ、脚腰が痛くなるわで、寄る歳波に勝てんなと思い知らされております。
傾いたリンゴの木↑
普通の庭土ならなんてことないのですが、ここは掘ってみると、瓦礫が埋まってると分かったのです。斜面だったのを前のオーナーがブルドーザーを入れ2段にした。下の半分はパーキングにするため地中深く瓦礫を入れたと分かったんです。掘ると、出るわでるわ。ここ掘れワンワン。花咲か爺さんなら小判がざっくざっく出てくる筈なのに、オレは「意地悪爺さんかよ!」と泣きたくなるほど石やレンガや瓦のカケラやらが出てきます。おまけに鉄の塊みたいなズシっと重い黒い塊も混じる。かつて鍛冶屋があったそうなんです。まあ、17世紀ごろからの住居跡だと思えば、歴史が偲ばれて悲観しなくて済むんですがね。
ワンちゃんはなくて、ネコが寄ってきます。まずはクロ↓
クロは家出から戻り、怖いボス猫と親分ネコが居なくなり安心して食べ過ぎ、太り気味です(笑)↓
ネコたちはホントに好奇心旺盛です。半ノラの仔猫も庭を掘り始めるとすぐにやってきて穴を覗いたり鍬やスコップを不思議そうに見ています。ネコには人間が使う道具というものが理解できるんだろうか?
カミサンが言うには、庭は猫たちの領分なので土を掘ったり木の枝を切ったり草をむしったりしても、オレの領分を侵すなと防衛に駆け付けるんだそうです。人間も、ネコと比べてそれほど進化してないってことでしょうかね?
ミニクロ親子も塹壕に飛び込んだり木登り競争をしたり、はしゃぎまわってます。
日が落ちてうす暗くなるとネコたちの時間ですね。もう庭じゅう走り回わりかくれんぼ。
半ノラの3匹はみな病気持ちなんです。エイズの他に風邪で鼻をいつもグズグズいわせてます。元気だったプチトラに伝染しました。
遊び疲れて、夜ウチへ入れるとぐったりすぐに寝入ってしまうプチトラ(仮名)↓
プチトラはミニクロが8カ月で産んだ最初の仔猫で兄弟は帝王切開にもかかわらず死産でした。プチトラだけが兄弟分の元気まで貰って生まれたのかと思うほど生命力旺盛です。
出産のときに産道が狭いせいで(とカミサンが言うのですが)鼻が凹んでます。口もおちょぼ口で決して美人とはゆかないメス猫です。首が太くて歩き方も面白く、洗いグマに似てるとか、顔がミミズクのようだとか、小さいときはリスみたいな走り方だとか、それにちなんだ名前をいろいろつけては見たのですがどうもしっくりくるものが見つかってません。
ベージュと茶の毛が出てきたので「ミラベル」がいいか、もすこし女の子らしい「デイナ」なんてのはどうか? どうせなら「ジーナ・ロロブリジーダ」の「ジナ」がいいやなんて、勝手なもんです。
素朴な毛色なので「サト」がいいんじゃないかとカミサンに言ったら「りす=Lissou 」の方が音がいいとかいって決まりません。
なんか日本語でいい名前があったら教えてください。







