タイムスリップ:中世 | 雷神トールのブログ

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トリウム発電について考える

6月12日は青天のうえ、パントコット(精霊昇天祭)の連休で、フランスの田舎の方々の村や町でお祭りがあった。

ロワール河の畔のジアン Gien では 「中世フェステイバル」があり、騎士道物語が大好きなので朝からカメラを下げて駆けつけた。

ジアンは筆者が住むサンファルジョーから約40kmにあり、ジアン焼きの陶器で有名。また日本の資生堂の工場がある。今年はお天気続きで、冬の間増水で溢れるかに見えたロワールも川底の砂が露出している↓

フランスの田舎暮らし-橋

ジアンの城は現在は狩猟博物館になっている。百年戦争以前から在り、壁にはこの時代の「石工組合」(フリーメーソン)のマークがレンガで組みこんである。


フランスの田舎暮らし-城


お城でお祭りとチラシにあったのでまず城に行くと工事中。フェステイバルは河原でとのこと。入り口に居た時代衣装の女性ふたりの写真を撮らせて貰った↓

フランスの田舎暮らし-女性

ロワールはフランス最大の河。豊富な水量を利用して原発が4基ある。ジアンの上流20kmにはヌーヴィーが、下流10kmにはダンピエール(Dampierre en Burly )とこの近くに2基もある。今年は記録的な旱魃で水位が下がった。ロワールは環境保護団体がダムの建設に反対してるのでセーヌみたいに調整池がない。環境派が原発に反対しないのがフランス的。緑の党は反原発。原発の人の話では、今年は冷却水の水量に問題は無いが真夏に入り水温が上がり過ぎると運転を停めなければならないと話していた。ジアンの橋から見えるダンピエール原発の冷却塔↓

フランスの田舎暮らし-原発

フェステイバルはこの河原の左の土手に沿って開かれていた。全体像↓

フランスの田舎暮らし-かわら

お祭りが大好き。路地に駐車し急ぎ足で向う。眼にとまったのはテンプル騎士団の十字と野武士のグループ。「七人の侍}?「荒野の七人」ロケシーンみたいだな↓

フランスの田舎暮らし-のぶし

いよいよタイムスリップ本番。まずはダーム(貴夫人)の色鮮やかなドレスから↓


フランスの田舎暮らし-だーむ1

ゲームに興じる子供は現代の服↓


フランスの田舎暮らし-だむと少年

シャルキュットリ(ソーセージ類)のスタンド前を少女が横切る↓


フランスの田舎暮らし-シャルキュトリ

ゲリッスール(guerisseur )は薬草の専門家。民間医療士とか祈禱師と訳される。中世ドイツには、ビンゲンのヒルデガルドとかフランスではフォントネー修道院だとかハーブを栽培し病気の治療もした。近代に至るまで薬草は一般に用いられていたが、石油化学による製薬会社の圧力でヴィシーのナチス協力政府は薬草を禁止し、ペトロケミカルの薬を大々的に使わせた。つい最近フランスでは数十年に渡り医療保険公認の薬の害が見つかり数百万人単位の潜在犠牲者が居ると社会問題となった。中世の薬剤師さんは健康そのもので力がありそう↓

フランスの田舎暮らし-ハーブ1

最近アメリカや日本ではサプリメントが流行ってますが、フランスは幾つかのハーブが禁止されてるんでしょうか?と質問してみる。大麻(カナビス)は禁止よ。それに、昔は毒草を煎じたり食べ物に入れて徐々に高貴な方や権力者を毒殺するってことがよくあったわね。アルツハイマーを予防するとか抗ガン剤になるとか、いろいろ研究はされてるけど草には毒性があるから用いる量を薬局や医者に相談しないとダメよ、と
アドバイスをくれた。並んだハーブはラヴェンダー、コリアンダー、タイム、ユーカリなど。ラヴェンダー・オイルを嗅がせる↓

フランスの田舎暮らし-ハーブ3

太鼓とバグパイプの音が聞こえてくる。ミュジシャンがふたり会場を練り歩く↓

フランスの田舎暮らし-音楽1

ハーブのスタンドの隣では若者が彫刻台を抱くように黙々と版画を彫っていた。版は銅でなくスチールでビュラン(彫刻刀)を小さなハンマーでコツコツ打ちミクロン単位で刻んでゆく↓

フランスの田舎暮らし-はんが

いよいよ目的の騎士道の世界に来た。シャトーを背景に防具と槍↓

フランスの田舎暮らし-よろい

鎧を着た騎士が説明をしてくれる。防具は主に関節を保護するためだが、完全武装の鎧兜は50キロ近くもあり落馬すると起き上がれないという。剣はアーサー王やランスロットの時代の両手で振るう2mの長大なのから徐々に軽く細身になり、十字軍の頃には鍔にも工夫を凝らし、手を保護するだけでなく相手の剣を捉え折るか落すかした。概ねヨーロッパの剣は日本刀のように斬るよりも打撲傷か脳震とうで気絶させるのが主眼だった。

フランスの田舎暮らし-兵士3人

つぎに鎖帷子と皮の防護服を着た弓手のおっさんが飛び道具の話をしてくれた。
もとはゴール人が使っていた長弓を英国軍が使い、長距離を飛ぶ弓矢と一分に10本矢を放つスピード性で、いし弓(arbatre )を好んだフランス軍に優位に立った↓

フランスの田舎暮らし-弓

バザンクールの闘いは英仏百年戦争でフランスがノルマンデーとロアールから北を英国とブルゴーニュに制圧される原因となった。英軍は長弓を使いアルバトルを固持した仏軍は大敗し多くの貴族を失った。

フランスの田舎暮らし-矢

矢羽根はガチョウの羽を使い糸でしっかり止めてある。千メートルは飛ぶ。弓隊は千人程も居て矢の雨を降らせ、主に馬を倒す。これに対し、ウイリアムテルなどが使ったイシユミは弓をつがえるのに力が要り時間がかかる。1分に1本しか発射できない。しかも至近距離でないと威力を発揮しない。そのかわり鋼鉄の鎧をも貫く↓

フランスの田舎暮らし-いしゆみ

矢にも色々あり、鎖帷子(15kgもある)を貫く細身のもの、船の索や帆を破る鏑矢、衝撃で気絶させる先が太く平たいモノ、刺さったら抜けない返りついた矢じり。こんなのが深くに刺さったら抜けず、仕方ないので叩いて反対側に押し出すんだそうな。
英仏百年戦争の時代、この辺りは英軍に占領されていた。ジャンヌダルクがオルレアンを解放したあとジアンの城も仏軍の手に戻った。


ぶっそうな戦闘の舞台だけでなく、水彩画の羽ペンを握る婦人もいた↓


フランスの田舎暮らし-水彩画


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