12 - 6 マラブーに訊け | 雷神トールのブログ

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トリウム発電について考える

 マラブーに訊けか。マラブーといえば回教の道士かアフリカのハゲコウノトリだ。北アフリカではマラブーになんでも相談する。しめた。こいつがキーワードにちがいない。

 ムホクは最後の一回をMARABOUTと打った。スクリーンが動き、新しい画面が現れた。コルビエールが自分のために残しておいたメモだった。

 * とのミーテイング:七月二十日 二〇時から二二時、エトルタのレストラン、予約のこと
 * バランス: Ik : 5.000.600    Gb: 7.500.600
 * の受け取り: DとGにコンタクト
 * 船名:チパサ丸  入港日:七月〇日  出港日:七月〇日

 電話のメッセージと船名とは合致していた。コルビエールがこれをメモした時は入港と出港日はわかってなかった。留守電メッセージはそれを伝えるものだった。

 このメモのイニシアルが何で誰なのか知る必要があると感じた。推定できるのはDとGだけだ。Dはダンテク、Gはジレと理解できる。

 ってなんだ?ケバウが話したプルトニウムのことか。

 とは誰のことだろう?

 七月二十日までにまだ間があるからケバウと和秋に相談し、打つべき手を考えよう。ムホクは画面をUSBメモリーにコピーし、念のために紙に手書きで一字一句間違えないようメモした。これだけの情報で充分だった。ムホクはコンピューターの電源を落とし、忍び足で事務所を抜け出た。

 (つづく)

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