ジャンヌ・マリーはグウイネヴィア姫の、ソバカス娘はブランシュフルールの、どちらも乳房が透けてみえる薄い紗の衣裳を着ている。黒服を着たシャノワール先生はそのままでメルラン役で舞台に立つ。円卓の騎士団の標語や意図の説明はエスクラルモンドとカタリのエピソードを流しながら最後にやる予定だった。
和秋は円卓の騎士の曲を吹いた後、日本の民謡をフルートで吹いた。会津バンダイサン、五木の子守り歌、よさこい節、佐渡おけさ、武田節などを続けて吹き、最後を自作の「高麗の古城」で締めくくった。盛大な拍手を受け、和秋は満足だった。
交代に出たムホクは自作の曲を数曲歌ったあと、ベルベルの民話を語り始めた。
「ベルベルは、世界は神さまが創ったなどと言わない。世界は自然に出来たんだ。自然の中に神様がたくさんいる。多神教のアニミスムの世界だからね。
最初に人間の親がふたりいた。ふたりはそれぞれが男と女だってことを知らなかった。最初の人間はベルベルの神話では地面の中、地底に住んでたんだ。
ある日、喉が渇いたので泉を見つけたふたりは水を飲もうとした。女が先に飲もうとしたのを男がオレが先に飲むって突きとばした。女が転んで股が露出し服が裂けて胸も露わになった。男はそれまでみたことのなかった女の裸を見た。
はじめて男は女の身体が自分と違うことに眼を見張った。胸にもっこり、柔らかそうな大きな果物みたいな肉がふたつ盛り上がっている。それに、下の股には長いものと袋がぶらさがっていない。その代り穴が開いているのを見つけるんだ。(客席に笑い声がさざ波のように広がった。)
男はこの穴はなんだろうと思って、そこに指を突っ込むと女は気持ちよがって暴れるのを止めた。すると男の股にぶらさがってるものがふくらんでむっくり立ち上がり固くなっていった。自然に導かれるままに、固くなったものを穴に差込んだ。(ほーっとムホクは溜め息をついた。観客からも溜め息が漏れた。)なんて気持ちいいんだろう。男と女はそうやってまぐわったまま三日三晩寝続けた。男が起き上がったのは、やっと四日目の朝になってからだった。
(つづく)
この長編もいよいよ最後の山場に差しかかりました。
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