ラテイの水彩画教室 - その2 | 雷神トールのブログ

雷神トールのブログ

トリウム発電について考える

水彩画教室、初日は室内での実習から始まった。

今年のテーマはムーヴマン mouvement 「動き」。

暗い色から明るい色へ。寒色から暖色へと色による動き。

さらに形による動きの表現を探ってみようと課題が与えられる。

課題は与えられるもののみんな好き勝手に描いている。なんせ素人ばかりなのだし、初日ははるばるシチリアから来て旅に疲れたというお年寄りが多いのだから。

若い画学生みたいに徹底して追求しようなどという気構えはハナからない。みんな童心に還って絵を描く楽しみを味わえればいいと思って参加している。

それでいいのだ。
フランスの田舎暮らし-arbre


絵を描く楽しさ,
絵心が沸いてこなければ絵なんか描けやしない。

めのおの最初の習作は三色を背景にした
想像の樹木。(紙に絵具の色はもっと渋いです)



去年の教室から丸一年絵筆を持たなかったので色の混ぜ方からオサライしなければならなかった。




午後は城から外へ出て野外で実習。

この水彩画教室のいいところは、お天気の良い日は周辺の風景を楽しみながら野外で写生できることだ。めのおが好きなのは風景画だからよけいありがたい。

ま近なペルーズ Perreuse という村へ車3台に分乗して移動した。ピュイゼ地域で一番標高が高い丘の上に小さな教会と丘の裾に湧き水を利用した洗濯場がある。

フランスの田舎暮らし-perreuse2

上の写真は丘の麓からの風景で左の木の陰にかろうじて見える屋根が泉を利用した洗濯場。

直射日光の下では日射病になるのでみな木陰に入って写生をした。

これがめのおの習作第2号。上の写真とほぼ同じフレームで風景を写生した。

フランスの田舎暮らし-perreuse1


スキャンしたのだが色が紙の絵具とだいぶ違って見える。

泉と洗濯場は珍しいので下に写真で御紹介します。

全体はこんな風↓

フランスの田舎暮らし-lavoir2

洗濯場を拡大するとこんな風↓

フランスの田舎暮らし-lavoir1

この湧き水は人間がこの地に棲みついた頃(旧石器時代ということか?)から絶えることなく沸き続けていると柱に打ちつけてある説明書にある。

他の生徒さんの絵を全部お見せできないのが残念。たとえば丘の下から教会を見上げたこんな絵がある。イタリア婦人が描いたもの↓

フランスの田舎暮らし-perreuse

野外実習から帰り、教室で、その日の習作を並べて批評会をする。

フランスの田舎暮らし-critic2

お天気の良い日は昼食も夕食も、シャトーの中庭でお喋りを楽しみながらとる。

めのおだけは家にカミサンが子猫と待っているので夕食はとらずに帰る。
他の生徒さんは全員3食付き泊まり込みの研修生 Stagiaire 。
7泊で講師への謝礼もすべて込みで 研修 stage 費は 560€ と驚くほど安い。

手料理を給仕するクレール↓

フランスの田舎暮らし-claire

使われる食器類はすべてここの窯で焼かれた手作りのグレ(炻器=せっき)。

一時期はこの地域で大変な人気があったそうで、結婚のお祝いにみなラテイイの炻器を贈ったそうだ。    (つづく)