確か先週末の事だった。

いつもは太陽のように明るいお手伝いさんが、なんだか神妙にしょんぼりとしながら我が家にやって来た。

 

- 今日は元気がないみたいだけれど、何かあったの?


そう訪ねると、

泣きそうな顔でこう答えてくる。

 

-ここのところ体調がよくないの。昨日から熱も出始めていて、、、

 

これが全ての始まりとなる。

もちろんその時は、その恐ろしい理由などまだ知る由もなかったのだけれど。

 

翌日、再び我が家を訪れた彼女だが、今度はなんだか目が腫れ上がっている。


- これ見てくれる?


そう言いながら涙目で差し出した彼女の両手首は、その周辺含めびっくりするくらいに赤く膨れ上がっていた。

 

彼女も原因がさっぱり分からないという。

ただ昨夜から急に膨れ上がり、痒くて仕方ないという。

 

その日は病院に行くように指示して、すぐに帰宅をさせた。

もちろん結果も知らせるようにお願いしておきながら、、、

 

実近の病院ではダニアレルギーではないかといわれて帰宅した彼女だったが、その夜から全身に発疹が始まり、39度を超える高熱が出始めていた。

さすがに心配だったので大きな病院できちんと検査するように勧める。

 

1週間が過ぎた今も彼女は高熱と戦っており、今は精密検査の結果待ちではあるのだが、現在の結果としてはダニか蚊がもたらした重度のアレルギーだという。


今まで何度も蚊にさされているのにどうして今回のみこんなことになっているのか?


移民により持ち込まれる蚊や寄生虫などには、時としてこれほどまでに劣悪な状態に貶めてしまうようなタチの悪いものも存在するのだとか。

 

 

 

財政難極まり無いイタリア。

そして秩序を重んじる事も多からず、、、

 この国に果たして未来はあるのだろうか?

とさえ考えてしまわざるを得ない状況と言っても過言ではない。

実際に大学を卒業した優秀な生徒たちはみんな海外に流出している。

 

こんなイタリアだが、昨日の記事でも記載していたように国民は意外と寛容なこころを持つ人たちである。

( 弱きを助けるという、キリスト教の精神も根底にあるような気もする。)

➡️我が娘に見るイタリア人気質@親の私の理解を超えるところ

https://ameblo.jp/tsugumi-hiraga/entry-12406130965.html

その良い例が、移民受け入れであろう。

アフリカから地中海を渡りヨーロッパ諸国を目指す移民たちにとって、最初に到着となる主な国がイタリアとなっている。

今はヨーロッパ諸国内での公平な受け入れを巡り、いろいろと議論が交わされ、すでに受け入れに飽和状態となっているイタリアは他のヨーロッパ諸国にも協力を要請しつつ、受け入れを拒否したりもしながら良案を模索している。

 

ちなみに、今年に入って既に7万3千人という移民がイタリアに入国している。

昨年度比を10%以上をもゆうに上回る数である。

 

現地のイタリア人はといえば、病院に行っても外国人ばかりで自分は診てもらえないと嘆き、街中の秩序の劣化に益々悲鳴を上げていく。

自分たちは公共料金の支払いさえ滞っているのが現状だというのに、”寛容な国イタリア”は移民に衣食住すら与えている。

 

アメリカンドリームを夢見て、お金を払いヨーロッパ諸国を目指す移民たち。

(実際に現地ではこれがビジネスにもなっていると聞くから驚きである。)

しかし実際に足を着けることが出来た地は?

残念ながらかつてのアメリカの比ではない。

貧困すら見え隠れするイタリアである。

落胆と共に盗難に走るもの。

絶望と共に悪さをしていくもの。

 

 

一日も早くお手伝いさんの快復を願うと共に、移民問題について改めて考えさせられたここ1週間であった。


 

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