先日のラジオ収録の打ち合わせの際、日本では大メジャーなイタリア料理が間違ったイメージを持たれている点についてという質問を受け、色々と考えていた。
実際には、パスタやオリーブオイルは太らないという話をしたのだが、本当は他に話したい事があった私。
➡️ パスタやオリーブオイルでは太らない 
https://ameblo.jp/tsugumi-hiraga/entry-12345114017.html

間違ったイメージから少し脱線してしまうが、ここが変だよ日本人についてである。
なんだか笑い話で終わりそうだったので控えたのだが、神経質症の夫から驚かれている事が実は2点ほどある。

1) 日本人はなぜカプチーノやカフェオレなどのミルクの入ったものを、食後に頂くのか?気持ち悪くはならないのか?

イタリアではミルクの入ったものは朝に頂くものであり、お昼以降は消化の問題もあり絶対に頂かない。カルボナーラやコテコテのお肉の食事の後に甘いミルクをという感覚が理解できないようである。

実は日本人の私だが、これは言わんとしている事がすごく良く分かる。というのも私は学校給食に出てくる牛乳が大嫌いだったから。
みんなが食事の最中に牛乳を飲んでいるのがどうしても理解出来ず、食事の味を台無しにしているようにすら感じてどうしても飲めなかったのだ。
イタリアに来て、私の幼少の牛乳嫌いは強ち間違ってはいなかったのだわと安堵したものである。
 
2) 日本人はなぜお酒をミックスするのか?

日本ではよく、先ずはビールからと始まりそれからワインに移行したりするが、これもイタリア人的にはあり得ないようである。
やはりこちらも消化の問題から始まり、料理とのコンビネーションの問題にまで発展していく。

神経質症の我が夫はワインを白から赤に変える事すら好まない。
ただこれには少し文化の違いも含まれるように思う。
そもそもイタリアでは、今日は魚と決めたら魚の美味しいレストランへ行く。それ故、パスタは魚系だけどセコンドはお肉などということはまずあり得ない。
お肉を食べに行く場合も同様。
美味しいステーキのお店で前菜に魚系などはあまり聞かない。
そのためか必然ワインも白なら白、赤なら赤で統一される場合が多い。
( もちろん一皿ずつワインをコーディネートしてくれるレストランはこの限りではないが、、) 

あまりビールを好まないイタリア人が唯一ビールを頼むのが、ピザを食べるとき。
大抵の人がビールを頼む。
私は実はビールがあまり好きではなく、以前はピザでも ( そもそもピザもそれ程好んでは頂かない ) 頑なにワインを頼んでいたのだが、最近になりピザにはやはりビールをと思うようになった。
もちろん嗜む程度である。
ビール酵母から作られるピザにはやはりビール酵母のビールが合って然り、私の味覚がそう思うようになったのである。

美味しさは、味覚含め五感で感じるもの以外に心理や脳で感じるもの、更には環境からの影響もある。外部環境や食事状況、そして食習慣や食文化などである。

この点を考慮するに、私の味覚がイタリアの食文化や食環境により変化してきているともいえる。
とはいえ、納豆+筑前煮+西京焼きという私の中での最強No. 1メニューは一生変わらないものと自負している私でもある。笑

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今日は娘が選んだル・クルーゼのミニココットで彼女の大好きなオニオンスープを💖
オニオングラタンスープ(仏) を少しあっさりさせている。

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