今日は仕事の打ち合わせで、ポメッツィア市内のケーキ屋兼バールに行く。
、、、とはいえ、ローマ市内の素敵なケーキ屋さんと比べると、雰囲気はイマイチ💦
味は美味しいのだけれど、、、
お店の名前は” GMS ”
経営者3人の名前の頭文字に由来している。
Gelateria (ジェラート屋)と書かれているが、かと言ってコーンを片手に食べるようなジェラートは販売していない。
セミフレッドと呼ばれる、ジェラートのケーキを扱っているが故の記載らしい。
ちなみにセミフレッドは、こちら。
2月から3月にかけて咲く、黄色い丸い小さなポンポンを散りばめた花の名前から由来している。
余談ではあるが、この花は3月8日のFesta della donna ( 女性の日 ) のシンボルでもあり、その日、男性は女性にミモザの花をプレゼントする。
ただあまりのドギツイ香りのため、神経質症の夫から頂いた事は一度もなし💦
話しを戻すとして、、、
ミモザケーキは外側はお花の雰囲気を出すべく黄色、中はスポンジとたっぷりの生クリームが入っている。そしてもれなく香料のややキツ目の香り付き。
生クリームが苦手な我が家では、誕生日会には主流のミモザケーキではなく、いつもセミフレッドにしている。
13人もの大家族ゆえ、ケーキだとあちらはクリームが嫌だとか、こちらはフルーツが嫌だとか始まるのだが、ジェラートが嫌いなイタリア人はいないに等しいので、セミフレッドだと喧嘩にもならずに済むのである。
Gelateria の下に Caffetteria とも書かれているが、カフェ併設の意味である。
私が到着した10時半頃は、オフィスからちょっと抜けてのカフェタイムでもある。
少しぬる目のエスプレッソ ( サクッと飲めるようにだそう ) に、朝ごはん抜きだった人はコルネットと呼ばれる、ややおデブ気味のクロワッサンも一緒に頂いてみたり、、、
大抵は立ち食い&立ち飲みで5分もしないうちに立ち去っていく。
またまた余談ではあるが、こちらではカプチーノやカフェオレなど、牛乳を使用したものは基本朝にしか取らない。
どうやら消化リズムの関係らしい。
なので日本人が、例えば夕食後にカプチーノやカフェオレを頼むのを見てはかなり目を丸くしている。
お国違えば、である。
またまた話を本題に戻す。
写真ではぼやけて見えにくいが、” GMS ” の奥には Pasticceria と書かれている。
いわゆるケーキ屋だ。
イタリアの子供の誕生日会は、この種のケーキに好きなキャラクターものでデザインしてもらう。
直径60cmはある、コルネットのケーキ風?
ひとつにはクリーム、もうひとつにはヌテッラ( カカオとヘーゼルナッツのクリーム ) が入っているそう。
こんな生活に慣れているイタリア人。なので日本のデパ地下に家族たちを連れて行ったときなど、ひとつ700〜800円もするジュエリー扱いのようなケーキを見て、みんなが驚いていた。
決して安くはないお代でみんなの分を買って帰ったのにもかかわらず、みんなが言うことには、
" こんなに綺麗なのに、甘くなくて美味しくな〜い ” 😱😱
確かにあの甘〜い、私には甘すぎるシチリアのお菓子に慣れていたらそれはそうでしょうとも。
やはりケーキは日本、もしくはお隣のパリで食べたい私なのである。