昔から定説のようなもんだし、俺も昔からなんとなく思っていたことだけど、最近さらに強く思いそして確信したことがある。

やっぱり人間、親や家庭次第だということ。

常識があるだとかそういうのって、やっぱりなんだかんだ親とか家庭次第DA・YO・NE。

一番最近あったことで極端な例を挙げるけど、こないだショッピングモールを切磋琢磨に闊歩していたらさ、俺の後ろに小学生くらいの女の子と、20代の母親がいたんだ。

その女の子が買い物カートを持って俺のすぐ後ろを歩いてるんだけど、カートの車輪が俺のカカトにチョイチョイぶつかってくるわけ。

最初は子供だし「しょうがないな~ァ。」と微笑ましく思っていたんだけど、ついには思いっきり特攻(ブッコ)んできて、俺の腰が崩壊するくらいの大事故に。

俺はもちろんクリビツテンギョーで振り向いたよね、腰砕けたまんまの態勢で。

無意識だったんだけど、いきなり特攻まれたもんだからおそらくちょっと鋭い眼光で睨んだように見えちゃったのかもしれない。

そしたら子供がビビっちゃったみたいで、泣き出したの。

待って待ってね、被害者は完全に俺だからね?

俺が泣かすのは物心ついた年頃のナーオンだけだからね?

まァ泣かれちゃったもんだから俺もどうしていいかわからなくなったんだけど、後ろにいた親の言動に期待してみたんだ。

そしたら何て言ったと思う?

「ゆいちゃ~ん大丈夫~?だから急いだら危ないって行ったじゃない~!」

だとよ。

事の一部始終を見ていたのに、俺のことはシカト。

ゆいちゃんも俺のことはシカト。

さらにはその後ろに、いつの間にか合流していたババァがいて、

「ゆいちゃんは元気いっぱいだから仕方ないのよね~!」

だとよ。

もちろん俺のことはシカト。

こんなにシカトされると、なんか俺のこと見えてないのかなって一瞬本気で思ったもんね。

三連鎖でバカだよ。

百歩譲ってゆいちゃんは許すよ。

でもやっぱり非常識は親、そのまた親から継承されてるんだよね。

それも当り前のように。

ゆいちゃん、気をつけてね。

手前味噌ですが、うちの家庭は良い親を持った家庭だと自負しています。