昨日は受験生並のエナジーを使い、マックで作業をした。

俺は生まれてこのかた24年間、一度もファーストフード店や喫茶店で勉強をしたことがなかったので、やはり新鮮だったよ。

耳栓買い込んで乗り込んだんだけど、意外と静かで耳栓を使うこともなく集中できた。

6時間もいたもんだから、店員さんに何度もロージーロージーと見られた。

から、仕方なくシェイクを追加で買った。

勘違いしないでほしいのだけど、これは仕方なくなんだ。

そんなカンジでなかなか有意義な時間を過ごしていたのもつかの間、俺の隣の席(喫煙席のカウンター席)に明らかに幼顔をした中学生の男子二人組がやってきた。

「オイコラ!キサマらここはオトナだけの領域、喫煙室だぞ!」

とココロの中で叫ぶも、決して声は出すまい。

シカトして作業を続けていると、隣が煙い。

中学生だ。

コイツら予想通りヤンキーだ!

ヤンキーコワイヤダ!!

と思っていたら、全然ヤンキーじゃなくて、ただワルに憧れてるだけの中学生だった。

「ボクのタバコ取るなよ~!」

だって。

Cawaiiじゃねェか。

会話の内容もヴァレンタインだけに好きな女子の話みたいな。

タバコ吸ってるちょっとワルな自分に酔っちゃってるんだろうね。

しかしそんなホロ酔いタイムもつかの間、そこに店員がやってきて、

「すいませんが、年齢の確認をさせていただいてもよろしいでしょうか?」

よくぞ言った店員!

ワクワクしてきた俺。

ヤンキー!店員に悪態をついて補導されろ!

しかしそんな淡い期待は裏切られる。

「あ…え…っと…、あ…か…帰りますッ!」

そう焦りながら言い放って、逃げるように帰っていった。

カッコ悪いどころでなく、面白かったよ。