恒例の嬉し恥ずかし朝帰り。
冷静と情熱と眠気と急停車の間で揺れ動く僕、時々、オトン。
隣のゲーハーサラリーが、そのおちょぼ口からコーヒー色した粘着液を排出している。
すこぶる気分が悪いが、彼なりの生理現象なんだろうと寛大な解釈で見逃してやった、今回だけは。
ただ、二度目はないと思え。
これから帰っても寝れない。
なぜならあのブーデードラマーがオシャレタウンで俺を待っているから。
親近感。

昨日初めてイカスミパスタを経験した。
いやまずくはない、むしろ美味しかったんだが、何か物足りない。
もっと斬新な味、もっと好き嫌いがはっきりくっきり別れる味でいいと思うんだ。
イカスミという斬新なアイテムを選んだくせに、だのに大衆向けな無難な味を目指している。
それではダメなんだ。
ナポリタンがA面なら、イカスミはB面を目指さなきゃいけない。
明太クリームパスタが1曲目なら、イカスミは6曲目を目指さなきゃいけない。
ミートソースがドリフなら、イカスミはラーメンズを目指さなきゃいけない。
これはボケではない。
大真面目だ。
俺のこの意見を踏まえてイカスミパスタを食べに行ってほしい、今夜。
ただ、歯ブラシは持っていった方がいいと思うよ。