珍しくlivedoorがメンテナンスをしてた為、しょうがなしに一緒に起きてました。
おかげさまで何だか頭痛くなっちゃったよ。
風邪かな?
最近夜は急激に寒くなるしね。
でも寝て起きたらすっかり良くなっちゃうんだろうなァ俺ってブタみたいだしさ。

しーくんの話でもしようかな、今日は。
しーくんってのは俺が保育園に通ってた頃のNAKAMAさ。
とっても金持ちでとってもおてんばでとってもワガママなんだ。
家がでかくて庭も広くて、遊びに行くとイナゴを喰わせてくれるんだ。
そんなしーくんはちょっとしたリーダー格でとてもオトナに見えたもんだあの頃は。
その後小学校に上がり、そんなしーくんの事など思い出しもしない6年間が始まる。
しかし中学。
俺はしーくんと再会を果たす。
しーくんはあの頃の威厳はすっかり消滅し、小さなおかっぱボーイになっていた。
雑魚に成り果てたしーくんが何だかスネオに見えてきたんだ。
とある体育の授業、その日は剣道だった。
とっても臭い使いまわしの剣道着を身に纏うと、誰が誰だかわからなかった。
でもしーくんは何となくわかった。
似合ってなかったし。
その日は今までの練習の成果を発揮する為にクラスメイツと1対1で試合をする日だった。

流れ的に察知できると思うが、俺の相手はもちろんしーくんだった。
当時の俺はガリガリのスポーツマン風で、剣道の飲み込みも初心者ながらなかなかだったと思う。
試合開始。
しーくんはキョドっている。
俺は遠慮なしにしーくんの面を狙う。
残念ながら外れてしまい、外れた竹刀がしーくんの肩にヒットする。
「痛いヨォォォォォォォおお」
と叫び、咽び泣き、その場にうずくまるしーくん。
オーディエンスはキョトン。
なぜかわからないけど俺はものすごくイラっとして、俺に背を向けてうずくまるしーくんの頭に思いっきり竹刀をめり込ませる。
「痛いヨォォォォォォォおお」
これはデジャヴなのか。
同じ声で叫び、咽び泣き、四つん這いで試合場から逃げてゆくしーくん。
ふと我に返り、何だか悪いことをしたなァと思っていた俺のところに菅谷先生(ハゲ)が歩みよる。
「偉いな、ああいう場面で遠慮なく打ち込める判断力はスバーシイ!」
と褒められた。
「(いえ、なんかアイツがムカついたんでブチのめしただけなんです。)」
とは言えなかったあの日。
その日以降のしーくんとの記憶がないのはなぜなんだろうか。
しーくん、何してるのかな?
まだイナゴ喰ってんのかな?