あなたには、人には言えない何かを抱え込んでしまった経験はないだろうか?
僕は普段、自分から進んで漫画を読むことはあまりないのだけども、昨日、つい気になって読みふけってしまった漫画があるので、つらつらと感想を書こうと思う。
今回は竹葉久美子『やさしいセカイのつくりかた』。“ギフテッド”と呼ばれる天才青年・朝永悠が些細なことをきっかけに女子校で働くことになり、そこで、様々な過去・現在を抱える少女たちに出会う物語だ。
やさしいセカイのつくりかた(1)
新任教師・朝永悠の受難と成長
主人公の朝永悠は、13歳でアメリカに飛び級留学した、現在19歳の大学生。現地の大学院で自身の論文の研究を進めていたものの、資金難で計画が頓挫。日本に帰国して出資者を探してみるものの上手く行かず、偶然出会った中学校時代の恩師・小野田礼司に拝み倒され、研究の傍ら女子校で教鞭をとることになってしまう。
元々頭が良すぎたこともあり、なかなか生徒とコミュニケーションがとれない朝永。しかも解雇された前任者は女子生徒に暴行未遂を働いた人物で、女子生徒からの警戒心は最高潮。そのなかでも草壁ハルカという女子生徒からは特に警戒されていた。
どれくらいかというと、出会ってすぐにこんなことを言われる始末。
その後も毎日のようにアクシデントが続き、朝永は「日本が銃社会じゃなくてよかった」とつぶやくほどに追い込まれてしまう。研究の出資者も一向に見つからず途方に暮れていたが、やがてある転機が訪れることになる。
朝永のことを嫌っていた草壁が、ある禁忌を犯してしまったのだ。
これにより草壁は退学の危機に陥ってしまうが、朝永は退学を認めず、草壁に「そのリスク、僕も一緒に背負ってやる」と教頭へ直談判に乗り出す。
果たして草壁は退学を免れられるのか。そして、草壁が犯した禁忌とは何なのか?
ここまでが一巻の内容。『やさしいセカイのつくりかた』は全6巻と短く、電子書籍でも販売されているため読もうと思えばすぐに読むことができる。この作品の特徴としては
- 女の子がとにかく可愛い
- 登場人物が何かしら後ろ暗い過去を抱えている
- それぞれが変化し、成長していく様子をじっくりと描いている
ことが挙げられるだろうか。僕のお気に入りは、最初に貼った女子生徒・広瀬葵。彼女もある個性を持った少女で、朝永の生き方に大きく影響を与えることになる。
その他にも家出少女、BLしか愛せないはずの少女の恋など、とにかく飽きさせない展開が多い。一人では何もできない女子生徒たちが、朝永と出会うことで変わり、そして朝永自身も見失いかけていたものを取り戻す物語。電撃コミックWebでは1巻序盤の試し読みも可能だ。
誰もが一度は味わうことになるだろう、挫折の経験。そこからの立ち直り方を知りたい人は、ぜひ読んでみてはどうだろうか?
うん。やっぱり広瀬かわいい。


















