入院中の母と面会してきました。
母は気管切開をして人工呼吸器を使用しているため、言葉を発することができません。
母に手紙を読んだ後、差出人について、
「この◯◯A美さんって、わたしが幼稚園の時の◯◯B子ちゃんのお母さんかな?」
と母に問うと、母は顔をくしゃっとさせて泣きそうな顔になりました。
さあ、ここで問題です!
母はなぜ泣きそうな顔をしたのでしょうか?
1. A美さんのことを忘れてたけど言われて思い出した
2.「全然ちがう!」の顔
3. わたしが覚えていたのが嬉しくて感極まった

正解は…
わかりません!
母に正解が聞けないので、1つずつ検討してみましょう。
1.A美さんのことを忘れてたけど言われて思い出した
母は、寝たきりで身体を動かせず、言葉も発することができませんが、認知能力はしっかりしているように思われるので忘れてたという可能性は低そうです。
2.「全然ちがう!」の顔
母は自分の意思で表情を動かすのはかなり困難に思われます。
表情は顔の筋肉を使います。筋肉は、動かさないと衰えるようです。しゃべったり食べたりもできないから、筋肉衰えてると思うんですよね。
思わず笑ったり泣いたりというのは、反射だから母の表情に表れるだけで、意思を伝えるために母が表情を作ることはなさそうです。
3. わたしが覚えていたのが嬉しくて感極まった
B子ちゃんは、幼稚園の途中で引っ越して、幼稚園を去ってしまいました。B子ちゃんが引っ越して以来、会っていません。たぶん。
だから、わたしが覚えていると思わなくてびっくりしたのかな。
母同士の年賀状のやり取りなんかは続いていて、年賀状が来た時に母が、
「◯◯B子ちゃんって覚えてる?年賀状くれた◯◯A美さんは、B子ちゃんのお母さんだよ」
と言っていたような記憶があるような気がします。
正解は、3ということにします!