本を読みました。
一橋桐子(76)の犯罪日記 原田ひ香
実家で父の介護をしていた頃に、新聞の広告で見かけて気になっていました。気になってから読むまで随分時間が経ってしまいました。
介護が身近になると、自分の老後のことも漠然と不安になってくるものです。
76歳の一橋桐子は、色々なことが重なり疲れ、生きる楽しみを失い、
「これからのことを考えると刑務所に入るのがいいのではないか?」
という結論に至ります。
桐子は刑務所に入るために罪を犯そうと決意するのですが…。
目次を見ると、桐子がどんな犯罪に関わるのか想像できます。
第一章 万引
第二章 偽札
第三章 闇金
第四章 詐欺
第五章 誘拐
最終章 殺人
最終章のタイトルは、とても不穏ですね。
桐子は刑務所に入ることができるのでしょうか?
人とのつながり、関わりが大事だなあと考えさせられる作品でした。
松坂慶子さん主演でNHKでドラマ化もされました
