認知症の父が特養で転倒して大腿骨頸部骨折。
入院して手術しました。
父が入院した病院は、一日おきに面会可能(予約制)なので、手術の翌々日に面会の予約をして会ってきました。
わたしが行くと、父は寝ていました。
案内してくれた職員さんが父の名前を呼ぶも反応せず、わたしが枕元で「お父さん」と声を掛けるとパチっと目を開けました。
職員さんは「私の声だと反応しないのに、やっぱり娘さんの声だと反応するのねえ」と感心したように言いました。
声を掛けた距離の問題もありそうですが、聞き慣れた声だと思って目を開けてくれたのかな。
「身体の調子はどう?」
と尋ねると、
「身体のどこ?どこの調子?」
と父は言いました。
娘「からだ。体調はどう?元気?」
父「元気だよ。悪いところなんてどこもないよ。おれは病気なんてしたことがないんだから」
娘「痛いところはない?」
父「ないよ。どこも痛くない」
ケガしたことを忘れ、いま入院していることも忘れているようですが、痛くないならよかった。安心しました。