ずっとこうだと思っていた名前が間違っていることってありますよね。
たとえばこの花。
今の季節、咲いているのをよく見かけます。
わたしはこの植物が「カラスノリンドウ」という名前だと、ずーっと思っていました。
「花の色がリンドウに似ているでしょう。それに、花の形がカラスのクチバシに似ているからカラスノリンドウというんだよ」
と誰かに聞いたような気さえします。聞いたのかもしれない。
この植物の名前は、メドーセージ。
またの名をサルビア・ガラニチカというそうです。
入院中の母にお見舞いメールを送る時、花の写真を添えます。寝たきりの母に、少しでも季節を感じてもらえるように。
花の説明をするのに間違いがあってはいけないと、念の為に花の名前を検索しています。
そこで気付いたわけですよ。おのれの間違いに。
カラスノリンドウじゃなかった…。
名前的には「カラスノエンドウ」と混同していたのだと思いますが、花の見た目は似ていません。
カラスノエンドウがなぜこういう名前なのかというと、実が熟すとカラスのように暗くなるかららしいですよ。
ちなみに、スズメノエンドウという植物もあるそうです。いろんな植物がありますなあ。