母が入院して1年が経ち退院の見込みはありません。
特別養護老人ホームに入所してもうすぐ2ヶ月の父は、帰りたがるそぶりも見せず、楽しく暮らしている様子。
わたしの手により家具を破壊された実家は、人の住む場所としての機能を徐々に失い、空き家へと変貌していくのでした。

18日目の目標
- 三畳のカーペットを剥がす
- 六畳(居間)の押し入れを空にする
- 六畳のホットカーペットを剥がす
三畳
実家は、3DKの公営住宅。
六畳、四畳半、三畳とダイニングキッチンの3DKです。(2SDKと言ってもいいかもしれない)
前回、四畳半のカーペットを剥がしました。
カーペットって油断すると一番最後に残って処分し忘れそうなので、やっつけておきたい。
前回と同じように、部屋のものを他の部屋に移動。この部屋に置いているものはゴミばかりなので、移動は簡単です。
このカーペットも劣化が激しく、剥がして折り曲げるとパキパキと折れてくれました。わたしが物心ついた頃には既にあったカーペットなので、40年は経過していると思います。
カーペット切断は経験済みなので、サクサクいけます。カッターで切り刻んだ結果、パンケーキ2皿目のできあがりです。
六畳の押し入れ
六畳間の押し入れは、半間が一つと一間が一つあります。
母の棚が設置されていたのは、半間の押し入れ。
この2倍サイズの押し入れがあって、そこにはわたしが一時的に詰め込んだアルバムが大量にあります。
アルバムは、簡単に捨てられないから最後に処理しようと詰め込んだのです。
しかし、見えないところにあると安心してしまってだめだと考え、可視化するため全部引っ張り出しました。
あまりの量に絶望。
安心してはいけないと引っ張り出したものの、今度は不安で押しつぶされそうです。これ終わるの?
これを整理することを考えると泣きそうです。
久々に「お母さん、帰ってきて!」と心から思いました。

帰宅してからそのことを夫に話すと、
「お母さんが帰ってきても捨てられませんよ。捨てるの選んでって言っても全部押し入れに戻すだけでしょう」
と言われました。
ぐうの音も出ない。その通りですよ。
母が判断して捨てられるなら、わたしがこんなに困ってはいない。
ホットカーペット
ホットカーペットは、全てが終わってから捨てようと思っていたのですが、全く使っていないことに気づき、さっさと剥がしていつでも捨てられるようにしました。
寒い日もありますが、実家にいると片付けのために身体を動かしているせいか、寒いと感じることはほとんどありません。
ゆっくり温まっている暇もないし。
ホットカーペットを剥がすのにも、また上にあるものを移動しなくてはならず、もしかしてわたしはものを右から左に移動しているだけでは、と無力感に襲われました。
だ、だいじょうぶ。進んでるから。(震え声)
捨てても捨ててもゴミ袋の山ができあがるのが、片付けが進んでいる証だから。
