実家の片付けをしています。
母は長期入院、父は特養に入所したので一人で黙々と。
音楽を聴きながら作業したらどうだろうと思いつきました。要不要の判断をする時は音楽を聴くのは判断に影響しそうだから、単純な解体作業の時などに聴きたいなと。
昨日はback numberの「ユーモア」というアルバムを聴きながら作業しました。
NHKの朝ドラ「舞い上がれ!」の主題歌「アイラブユー」や、コロナ禍で中止になったインターハイを目指していた高校生に向けて書き下ろした「水平線」がいいのは言わずもがなですが(いい。すごくいい)、中でもわたしの心に響いたのは「ベルベットの詩」でした。
努力は実りづらいが
きっと人生は素晴らしい
この歌詞が胸に刺さりました。
即座に最初から聴き直しました。
わたしは「努力は必ず報われる」という言葉がきらいです。聞くたびに心が重くなります。
一見素晴らしい言葉だけど「努力は必ず報われる」と言えるのは、努力が報われた人だけです。
努力が実を結べば自分の努力が無駄じゃなかった、頑張ってきてよかったと思えるでしょう。
一方で、努力が報われない人もたくさんいるのに「報われないのは努力が足りないからだ」という意味も含むようにわたしは感じてしまうのです。
ひねくれてるかな?
突然の介護生活は、努力しても報われないと思うことの連続でした。
今、実家の片付けをしていても報われないと感じます。
こんなに頑張ってるのに。
こんなに頑張ってきたのに。
努力は実りづらいが
きっと人生は素晴らしい
