
父がこたつに入って仰向けになり、目をつむったままおしゃべりを始めることがありました。
父「何とかの学校という歌があったな。何とかの学校は何とかの中って」
娘「めだかの学校じゃないの?めだかの学校は川の中」
父「そうかそうか。めだかの学校」
父はそこで黙ったので、話は終わったかと思ったのですがしばらくするとまたしゃべり始めました。
父「学校というからには先生がいるはずだ。大卒もいるのかなあ。『大学出たばかりです』なんてな。ハハハハ」

父は一人でしゃべって一人で笑っていました。
ここでは書ききれないくらい、架空のめだかの学校について語っていました。
何の意味のない話ではありますが、ごきげんでしゃべっている父を見るのは楽しいものでした。
