介護についての本を読みました。
親不孝介護 山中浩之/川内潤
 

 

 

 

 

「親不孝介護」なんてすごいタイトルですが、親も自分も幸せに過ごすための介護です。

 

子供が自ら親の介護をすることを「親孝行」と周りは賞賛してしまうけれど、「親不孝」と言われるくらい距離を取って行政の力を借りた方が親も子供もおだやかな気持ちになれて幸せでいられますよ、ということらしいです。

 

確かにわたしも、父がショートステイを利用し始めてからの方がやさしくなれました。

父に特養に入ってもらった今は、以前にも増して心おだやか。

 
さて、本の内容ですが、編集Y氏の実母の介護経験を綴りつつ、企業などで介護相談を受けている川内氏との対談形式で解説していく形式になっています。
ためになる上に面白いです。
 
「自分の親の介護はプロもできない」という言葉が印象に残りました。
自分の親だとどうしても感情的になってしまうから。
 
子供が幸せに暮らしていることが、親にとっても幸せなので距離を取るのはそういう点でもいいみたいです。