父が特養に入所しました。
特養の担当者さんからは、住民票を特養に異動するように言われています。
実家はいずれ退去する予定だし、移すことに異論はないのですが、特養入所の場合は「住所地特例」なるものが適用されるらしい。
住所地特例って何?
教えて、Wikipediaさん!
住所地特例(じゅうしょちとくれい)とは、社会保険制度において、被保険者が住所地以外の市区町村に所在する介護保険施設等に入所又は入居をすることで施設等の所在市町村に住所を変更した場合、住所を移す前の市区町村が引き続き保険者となる特例措置である。
ちょっと何言ってるかわかんない。
わたしの父は実家のあったA市から、特養に入るためB市に転居しました。住民票は移します。
でも、介護保険や健康保険の管轄はA市のままですよということ、らしい。
特養に入所する人たちが住民票を移すと、介護保険を利用する人がたくさん増えて、特養の所在地である市区町村の介護保険負担が増加し財政を逼迫してしまいます。市区町村の負担を増加させないための措置だそうです。

住所地特例についてネットで検索したら「住所地特例のメリット、デメリット」なんて書いている記事がたくさん出てきました。
メリットデメリットを語るなら、住所地特例を適用しないことも選べるのかな?と考えて、役所の窓口で「これって絶対しなくちゃいけないんですか?」と聞いてみたら「しなくちゃいけない」と強めに言われたので選択の余地はありませんでした。
それもそうか。市区町村のための制度なわけだし。
B市の方が介護保険料が安いし、A市にある実家は引き払うつもりだから手続きでA市に行く可能性をなくしたかったのですが、無駄なあがきでした。
介護保険関係の手続きは届いた書類を特養で確認して処理してくれると言っていたし、その他の手続きは郵送でできるはずなのでよしとしましょう。
