父が特養に入所します。
入所当日。
父には、紙に書いたものを見せながら一日の予定を説明しました。
「今日は泊まるの?2〜3日とか3〜4日とかそんなもんだろう?」
と父が言うので、思わず、
「そうだよ」
と返してしまいました。
3週間以上行くショートステイの時は、それでうまくいっているから。
でも、今回は帰って来れないんですよね。

引っ越すとか、もうこの家には帰って来れないとか、しっかり説明して理解してもらう方が本当はいいのかもしれないけれど。
わたしにはその力量も時間もありませんでした。
時間を掛ければ納得してもらえるというものでもないかもしれません。
父は自分に介護が必要だとは思っていません。一人で暮らせると思っているのです。
そんな人に「あなたは施設に入らなくてはいけません」と言っても、納得してもらえるわけがない。
決定事項として伝えると、それはそれで反発を招くし。

父にきちんと説明できなかった。理解してもらう努力を怠った気がする。
それが心残りではありましたが。
下記サイトの記事を読んで、心が楽になりました。
みんなの介護
老人ホーム入居を拒否されたら?負担の大きい在宅介護を止めて、プロに任せるためのポイント
https://www.minnanokaigo.com/news/kaigo-text/care-manager/no24/
父のように認知症が進んでいるなら、やはり説得は難しい。上記の記事にあるように、100回説明して100回了承してもらっても100回忘れてしまうなら、1回も聞いてないのと同じだから。
不快な感情だけ、お互いに積み重なってしまいます。
父が機嫌を損ねずに「いってきます」と手を振ってくれたら、それで成功なのかも。
