独身の頃は、実家に帰って大掃除を手伝って、大晦日には紅白歌合戦を観ながら年越しそばを食べました。


紅白が終わると「ゆく年くる年」を観て、0時ちょうどに親と「あけましておめでとう」と挨拶を交わし、寝るのです。



結婚してからは、年末実家に帰りませんが、過ごし方はたいして変わっていません。


自宅の大掃除をして、夫と二人で紅白歌合戦を観ながら年越しそばを食べます。

紅白が後半戦になると、夫は晩酌を始めますがいつの間にやら舟を漕いでいます。

 

紅白を見終わってゆく年くる年を観ずに寝ることもあるし、ゆく年くる年を観て年が明けてから寝ることもありますが、たいした違いではありません。

 

今年もたぶん、そんな風にして年が暮れていくのです。


母が倒れ、入院してから日常のありがたさを感じるようになりました。

一年前の母は、まさか翌年に病院のベッドで年の瀬を迎えるなんて思ってもいなかったでしょう。


きっと漠然と「来年もこうして年越しそばを食べて紅白を観る」と思っていたのではないでしょうか。


普通の、ありきたりな年末だけれど、今年もいつもの年末を過ごせることを幸せに思います。


 

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