突然ゲームの話で恐縮なのですが、実はわたくし「バイオハザード」シリーズが好きです。

 

簡単に言うと、ゾンビがいっぱい出てきて、銃で撃ってやっつけるやつです。

 

謎解きをして進路を確保したり、木箱を壊すとアイテムが手に入ったりします。

来た道が塞がり、ちがう道を探さなければならないこともあります。

 

バイオバザード7、バイオバザードVILLAGE(8)では、進むべき道や壊せる木箱に黄色いペンキがまぶされて目を引くようになっています。

 

 

これ、すごい仕組みだと思うんですよね。

世界観を壊さない範囲で目を引くポイントを作ることで、実は誘導されているのに「自分でできた」「自分で見つけた」と思わせてくれる。

 

 

認知症介護でも、こういう仕組みを取り入れていくといいんじゃないかなあと思います。

 

あっ、もちろん黄色いペンキをぶちまけることではなく。

誘導と思わせずに誘導する仕組みのことです。

 

具体的には、

自分で着替えてもらいたいなら、翌日の着替えだけ出しておく。

自分で用意するところからやってもらいたいなら、どこに何があるかわかるようにラベルをつける。

着替えの引き出しのそばには、他の引き出しを置かない。

などでしょうか。

 

 

介護だと

「やらなきゃいけない」

「やらせなきゃいけない」

「早くしないと」

という意識があるから、口出ししたり代わりにやったりしてしまいがちに思えます。

うまくいかずにイライラが募ったり。

 

 

ゲームは「自分でできた」がないとただの作業になってしまうから、楽しませるためにはいかに誘導と思わせずに誘導するかに力を入れているんですね。

 

 

ちなみに、わたしは夫がゲームをしているのを観ていると、つい口を出してしまうのですが、最近は我慢するよう努力してます。

自分でできたという喜びを味わいつつ、楽しんでもらいたいので。