父の徘徊が激減しました。
前回帰宅時は、一度もありませんでした。
わたしが介護するようになってから、父は夜中に玄関から出て表札を確認したり、集合ポストまで下りていく、集合玄関まで出て行ったりしました。
寝ていても夜中に「誰だ!」と叫ぶことも。誰も来ていないし物音もしないのに。
昼間は昼間で、現役時代に通った事務所に行くと家を出て行っていました。ちゃんと帰ってくるのでその点は安心なのですが、事務所の方たちにご迷惑をお掛けしていると思うと心苦しく。
わたしが介護を始める前からずーっと続いていたことなので、あきらめ半分、何とかしたい気持ちが半分。
要介護認定を受けるために受診した物忘れ外来では、
「介護保険サービスを受けるようになったら落ち着くでしょう」
とお医者様から言われていました。
ショートステイを利用するようになっておよそ半年。
ショートステイに慣れたのもあります。
父が、母のいない暮らしに慣れたのもあるでしょう。
けれど、一日一回わたしと散歩に出かけるようになったことが大きいと思います。
父の介護を始めたばかりの頃、昼の徘徊をさせないように散歩に連れ出したことがありました。
単純に疲れればいいだろうと思ったのと、外に出る口実が欲しいだけじゃないかと思ったからです。
その時の父は、なぜ散歩にきたのかわからずに混乱していたし、結局その日の徘徊は止められませんでした。無理矢理連れ出してもだめなんですね。
最近は、散歩に行くのが習慣になったので混乱しません。
公園では、遊んでいる子どもたちを眺めたり、犬を連れて散歩する人を見たりしています。
このまま落ち着いて過ごしてもらえたらいいなあと思います。

