母がよく、父の下着が汚いと怒っていました。
姫野カオルコのエッセイに、
「男性は、女性に比べてお尻が平たいから、下着に汚れがつきやすい、だから下着が汚いと怒っても仕方ない」
というようなことが書いてありました。
どの本だったか覚えていないし、読んだのが20年近く前なので記憶も定かでないのですが。
それがやけに印象に残っていて、父の下着などの汚れを見るたびに思い出しては無心で汚れを落としています。
姫野カオルコのエッセイでは、世間の女性は背の高い男性を好む傾向にあるけれど、将来介護をすることを考えたら小柄な男性の方がよい、ということも書いてあり一理あるなあと思いました。
残念ながらこれもどの本だったか覚えていないのですが。
仕事に疲れ果てていた時、ふらりと入った本屋で手に取った「ツ、イ、ラ、ク」を読んで、姫野カオルコの作品にハマりました。冒頭でグッと引き込まれて、小学生に戻ったかのような気持ちになり、読み終わった後には、何十年も経ったような気になります。
「ツ、イ、ラ、ク」が気に入った方は「桃」もおすすめです。