父を歯医者に連れて行きました。

 

父はお口の状態がよくないので、定期的に歯医者に行って診てもらっています。

 

お昼ごはんの後、入れ歯を外してもらい洗い、父の歯も磨きました。

 

その後、家を出るまでの間、横になって休んでいた父ですが、まだ時間じゃないのに

「歯医者に行かなくちゃ」

「今日は歯医者だ」

と焦って起き上がることがありました。

 

歯医者に行くという予定を一生懸命覚えていてくれているんですね。

 

 

歯医者への道中や待合室で順番を待つ間、父は何度も言いました。

「歯医者に行くのは、ずいぶん久しぶりだなあ」

 

「何年ぶり?何ヶ月ぶり?」

と問うと、

「十年ぶりかなあ」

 

ふたたび、

父「ここは歯医者か。歯医者は、ずいぶん久しぶりだなあ」

娘「どれくらいぶり?」

父「一年ぶりくらいかなあ」

 

さらに、

父「歯医者は、ずいぶん久しぶりな気がするなあ」

娘「前に来たのはいつだと思う?」

父「いつかなあ」

娘「今は11月で、前に来たのは10月だよ」

考える父。

父「一ヶ月ぶりか。そうかあ」

 

 

歯は、わたしが熱心に磨いたおかげで綺麗になっているとのこと。

入れ歯を外して寝てくれるようになったのも大きいですね。ショートステイ先の職員様のおかげです。

もちろん入れ歯も綺麗ですって。

よかった、よかった。