父、コロナワクチン5回目の接種日です。
カレンダーにもワクチン接種と記し、
「今日、お父さん注射だからね」
と何度も言い聞かせます。
接種クーポンを見せて、身分証明書が必要なことも伝えました。
朝食後、こたつに入りながら横たわって一休みしていた父が起きてきて言いました。
「今日は注射だったな」
おお、覚えてる!
そう、注射ですよ。
父は、出かける前に繰り返し
「身分を証明するものがあればいいんだな」
と財布の中を確認します。
接種会場への道中も、
「身分を証明するものを持って行けばいいんだ」
とぷつぷつ言っていました。
「お父さんは、これから注射を打ちに行くんだよ」
と言っても、
「へえ、そうなの?」
などと言いますが、身分証明書を持っていかねばならぬことは忘れてはならないと頑張っているようです。
会場で受付、問診などを済ませて、いざ接種。
消毒をして、
「ちょっと痛いですよー」
と言われてから打たれたせいか、打った瞬間父は、
「イタイ!イタイヨ〜」
と言いました。
痛いですと言われたから痛いと言っただけな感じがします。終わった後は「痛かった」などと言わなかったから。
でもまあ、一応「痛かったねー」と声を掛けながら上着を着せました。
家を出る前にワクチンを打ちやすいように、半袖のワイシャツに着替えてもらい、上に長袖のジャンパーを2枚重ねて着せたので、スムーズに注射を受けられました。
上に着せても半袖じゃ寒いかなと思ったのですが、天気がよくて日差しが暖かかったのが幸いでした。
