愛知県のグループホームに、使わなくなったバス停が寄贈されたそうです。

 

 

 

「家に帰りたい」と思った認知症の人が施設を出て行方不明にならないように設置されたもの。

帰るためにバスに乗ったり電車に乗るという記憶は残っていますからね。

 

認知症関連の本かサイトで同じ取り組みを見た覚えがあります。

ドイツのデュッセルドルフの介護施設の話ですが、バス停で座っているうちに気が済んだり、頃合いを見て「バスが来ないから中でコーヒーでもいかがですか?」と声をかけて戻ることを促したりするそうです。

 

禁止されると反発して欲求が募るけれど、帰るためにバスを待つという行為をすることで、気持ちが落ち着くのかな。

 

バスの来ないニセモノのバス停。

こういうやさしい嘘で、認知症の人の心を守っていけたらいいですね。