父、ショートステイ出発当日。
6時半頃、起き抜けに父が言いました。
「今日は足が痛いから、残念だけど参加できないな」
娘「何に参加するの?」
父「何だったっけ?」
娘「足が痛いならまだ寝ててもいいよ」
父「じゃあ、もう少し寝る」
父は寝床に戻りました。
今日のお迎えは早めだから、できるなら早く起きてほしいのですが、まだ焦る時間じゃない。
それにしても足が痛いと言うなんて珍しい。
連日歩かせすぎたでしょうか。
7時20分頃、父に声を掛けました。
「体調わるいの?」
「わるいかもしれないなあ」
と父。
しまった。この聞き方はまずかった。誘導尋問になってしまう。
熱を測ると36.4度。それを見た父は、体調が悪いという認識を改めたようでした。
「7時30分になったら起きる」
父に再度声を掛けました。
「お父さん、7時半だよ」
「何時?」
父の問いに、時計を見せました。
「7時40分じゃないか。起きないと。さあ、起きろ!」
父は、威勢よく声を出して頑張って起きてくれました。
そこからは着替え、布団を上げ、ごはんを食べてと順調に身支度してくれました。
ああ、よかった。
起きてくれなかったらどうしようかと思いました。