父が就寝時に入れ歯を外すようになって残念なこと

以前、父は入れ歯をつけていないと、夜眠ることができませんでした。

入れ歯は一晩浸けおいた方がきれいになるのですが、父が「入れ歯がないと眠れない」と主張するため、下記手順で入れ歯のお手入れをしていました。

ところが、ショートステイ先で入れ歯を外して眠るような習慣をつけてくれたらしく、父は入れ歯を外して眠れるようになりました。

バンザイ！夢にまで見た入れ歯の一晩浸けおきができる！！

おかげさまで、入れ歯がきれいになりました。

しかし、残念なことが一つあります。

父が入れ歯をしないと眠れなかった頃。

入れ歯を浸けおきしているところに、寝支度を整えた父がススッとやってくるのです。

そして、言います。

わたしが答えます。

すると父は、

顔をくしゃっとさせて笑うんですよね。

普段、入れ歯を入れている状態だと角ばった印象が目立つ長方形の顔なのですが、入れ歯を外すと丸い感じになり、笑うと更に丸みを増すのです。

その顔が、かわいかったんですよ。

父が入れ歯を外して寝るようになったので、その顔がもうなかなか見られないのが残念です。