父は92歳です。

 

「お父さん、いま何歳?」

と問うと、その都度答えが違います。

 

ある時は、こう答えました。

「82歳」

「お父さん、だいぶサバを読んだねえ。92歳だよ」

と言うと、

「そうかあ。ワハハ」

と笑っていました。

 

 

翌日には、

「101歳」

「随分、長生きですねえ。100歳には何かお祝いした?」

と問うと、

「いやあ、何もしないよ」

とのこと。

 

そりゃあお祝いしてないよね。

まだ100歳になってないもの。

 

 

たまに「91歳」とほぼ正確に答えたり、「92歳」とドンピシャで答えることもありますが、いつも正確とはいきません。

 

知らない人に聞かれた時は、正確に近い年齢を答えるから、緊張感があると頭がシャキッとするのかも。

 

ずれた回答をする時は、それだけリラックスしているのだと捉えましょうか。