2〜3週間前、叔母(母の妹)から電話がありました。
わたしに手紙を書いたのだが、間違えて実家の住所に送ってしまったので回収に行ってくれとのこと。
手紙だし急ぐことはあるまいと考え、十日ほどしてから他の郵便物回収、チラシの撤去、ゴミ捨てなどのために実家に帰りました。
すると、叔母からの手紙がない。
チラシと一緒に捨ててしまったかな?と改めて確認するけれどもない。
出したと言って出さなかったのかな?
一週間後、わたしの自宅に叔母からの手紙は届きました。
何でだろう?
実家に送ったのでは?
と不思議だったのですが。
恐らく、実家の住所にわたしの結婚後の姓名で送ったものの、実家のポストにはわたしにとっての旧姓しか表記されていないので、宛先人不明で戻されて投函し直したのでしょう。
叔母は昔からとにかく悪筆で、長年手紙をやり取りしている母でさえ「何が書いてあるかわからない」とよくぼやいていました。
字の上手い下手だけじゃなく、誤字も多い。
用す→様子
気っと→きっと
新じる→信じる
更には独自の漢字もあったりして、解読は困難を極めました。
文末に「乱筆ながらおゆるしください」とあったのですが、乱筆にも程があると思いました。
返事を書こうとしたら、差出人の住所も字が不安定すぎて参りました。数字が判読できない。
母の住所録を引っ張り出して事なきを得ました。
こんな叔母ですが、手紙を書くのが好きらしいです。
悪筆でも直そうとすることなく、好き放題手紙を出すその生き様は憧れます。