夜中、父が文房具などを入れている引き出しを力強く開けたり閉めたりします。寝れない。

 

引き出しには、印鑑や通帳、爪切りなど、父がよく使うものや確認したがるものを入れていました。

 

父がショートステイに行く時に印鑑や通帳を持って行こうとしたことがあるので、ショートステイ出発前は別の場所に隠して、預かり証を書いて父に渡していました。(印鑑や通帳がないと不安がるので)

 

何度かショートステイを利用するうちに、預かり証がなくても大丈夫になりました。

 

また、印鑑や通帳が引き出しになくても探さなくなりました。

 

以前は夜中に通帳を確認することが多かったのですが、ショートステイに慣れて手元になくても大丈夫になったのかもしれません。

 

今回の滞在中、父は何回かわたしに聞きました。

「俺の通帳は、あんたに預けているんだよな?」

そうだよ、わたしが預かってるよ、と言うと納得します。

 

一度だけ、通帳を見たいと言うことがありましたが、それ以外は見たいと言うこともありませんでした。

 

これはもう、引き出しをなくしてもいいんじゃない?

 

とりあえず、父がよく使うものは、手頃なサイズの箱に移して残し、引き出しは別の部屋に移しました。

 

引き出しがなくなったことに気づいていない様子の父。

 

夜中、引き出しを開け閉めする音がなくなり、前より少しだけ睡眠が快適になりました。