昨日は、父に尋ねてもお風呂に入ろうとしなかったので、今日は「お風呂どうする?」と何度か尋ねてみました。
 
三度目に聞くと、
「腕がピリピリする。お風呂に入ると、腕のピリピリがひどくなったことがあるからやめておく」
との回答。
 
「お父さん。その腕のピリピリは、血行が悪いせいだと思うよ。お風呂に入ったら、血行がよくなって治るんじゃない?」
わたしが言うと「そうかあ。そうかもしれないなあ」と心が動いた様子。
 
しかし、まだ渋ります。
 
「じゃあ、湯船に右手だけ入れてみて、左手と比べてみたら?」
と提案。
父は、
「そうだなあ。実験だ。実験1」
と立ち上がりました。
実験1があるなら、実験2もあるのかな。
 
「何事も試してみないと」
とわたしが言うと、
「左様」
と父が答えて、お侍さまのようでした。
 
娘「お風呂のお湯加減どうだった?」
父「腕を入れたよ」
娘「腕はどうなった?」
父「別に普通だよ」
 
お風呂に腕を突っ込んだら、その勢いでお風呂に入る気になるかと思ったのですが、そううまくいきませんでした。
 
途中で何をしているか忘れて、誘導にうまく乗ってくれることもあるのですが、思い通りにいかないものです。