母は入院中です。
気管切開をして人工呼吸器をつけているため、飲食ができないのはもちろん、声も出せません。
鼻から管で栄養を入れています。

人工呼吸器をつけているのもあるけれど、筋肉も落ちているから歩くこともできないし、手も満足に動きません。

当初入院していた救急病院から療養型病院に転院して、お風呂には入れてもらえるようになりました。

コロナ禍なので、面会もままなりません。
窓越しに面会と、Zoomで面会が月に一回ずつ。

最初は、笑顔を見せていた母が段々と表情を失っていくように感じました。

動き回ることもできない。
食べる楽しみもない。
会話もできない。
手も動かせない。
親しい人たちにも会えない。

こんな中で、わたしが母にできることはあるのでしょうか。

窓越しの面会と、Zoom面会は続けるとして。


母へのメッセージや、父の歌声、母の好きそうな歌を録音したカセットテープを病院に届けています。

先月までは、面会に行った時に渡すことが多かったのですが、タイミングをずらすことにしました。
面会だけで十分刺激になるのに、新たなテープも来ると、何もない週が退屈すぎるかと考えたのです。

今月は、月の前半に保険証の提示に行くついでにテープを届けました。窓越し面会も、Zoom面会も月の後半なので。


他には「お見舞いメール」という病院のサービスを利用して、週に1〜2回母にメッセージを送っていました。
毎日送ると、後で回数が減った時に母が悲しいかと考えて送りすぎないようにしていました。

これを月水金の週3回送ることに決めました。
看護師さんの話でも、母はお見舞いメールを喜んでいるようです。

花の写真を添付したり、父の写真を添付したり。

書くことがない時は、花の名前と花言葉を調べて書きます。

思い出話を書いてみたりもします。旅行に行った時の話を書いたら、母の反応がよかったらしいです。

日々のことだと書くことなくなっちゃうけど、思い出話ならたくさんあるから、これから積極的に書いていこうかな。

メールをただ送るだけでも「わたしはお母さんのことを気にかけていますよ」というメッセージになると思うから。


本当は、Zoom面会と窓越し面会も月の前半に1回、後半に1回とばらけさせたいのですが、予約が取れなくてねえ。なかなかうまくいかないものです。