ショートステイから帰宅した翌朝、着替えをしようとする父。服を探す素振りをしています。

何を探しているのか尋ねると、

「半ズボン」

と言います。

 

父は季節に合った服装を自分で選べないと思っていたので、意外でした。

今が夏という認識があるんだ。

 

しまいこんでいた半ズボンをいくつか出すと、そのうちから一つを選んで身につけました。

 

 

しかし、その後は冷房の効いた部屋で寒くなったのか、半ズボンの上から長ズボンを履いていました。

 

今日も半ズボンを履いて過ごしていましたが、寒くなったのか脱いで長ズボンに履き替えました。

その後、足がかゆいと言って長ズボンを脱ぎ、半ズボンを履いて、しばらくするとまた脱いで、と大忙しでした。

 

上衣も、長袖のシャツを着たり半袖に着替えたりしています。

 

暑さ寒さの感覚はあるみたい。

 

夕方には、半ズボンを脱ぎ、ステテコを履いてから長ズボンを履くと主張しました。

 

「そこの引き出しに入っているよ」

と言うと、夏物のステテコを手にして、「これは洒落すぎている」と元に戻し、「これがいい」と手に取ったのは真冬に履く用のステテコ。

 

今は夏だから、さすがにそれは暑すぎるんじゃない?と言うと、新聞で日付を確認して、確かに夏に履くものではないと夏物のステテコを履いていました。