図書館で、認知症の本を借りてきました。
 
32歳。いきなり介護がやってきた あまのさくや

 

認知症の父親と、ガンになった母親との日々がかわいいイラストを交えながら綴られています。

 

認知症の父親と著者のやり取りが「わかる」と思えるものがあったり、自分に置き換えてしまい涙が出ることもありました。

 

印象的だったのは、テレビで台風の実況を見ていた父親が「俺もやったことあるなあ」と言う話。(もちろんない)

 

わたしの父も、記憶が混同してやったことないことを「やったことある」と言ったり、行ったことがないところに「行ったことがある」と言うことがあるので、「あるある!」と思いました。

 

あとは、認知症になっても自分の茶碗と箸はちゃんとわかるという話。

施設に入ったら共用の食器になって、自分の茶碗と箸を自分で取ることもなくなるだろうと哀しく思っていたので、他の人の言葉でそれが語られていると改めて胸に迫るものがありました。