父は、かつて色々な団体の運営に関わっていたので大量に書類を持っている。

 

しかし、もう引退して何年も経つし、父もその書類が何のためにあるか判断もできないので、処分しました。

 

母は、まず見えない場所に隠して何も言われなければ捨てるという方法を取っていたようです。

そうすると父は書類の存在を忘れますが、隠した場所が普段出し入れしない天袋だから、母も忘れていました。

 

父の同意を取ろうとしてみたこともあります。

 

「捨てられるものある?」

と聞いたら、

 

ある時は「半分くらい捨てられるよ」

じゃあ、いらないものを選り分けてよと言ったら、

「午後にやるよ」

→忘れる

 

別の時に「古いものはもう捨てていいんじゃない?」

と問うと、

「古いものほど価値があるのよ」

と答えて捨てたがらない。

 

こっそり捨てようとベランダに持って処理していたら、ふとした拍子に見つかり、

「これは俺の書類じゃないか」

と怒られる。

 

「ちょっと分けてるだけだから」

とよくわからない言い訳をしたら、すぐに鎮火しました。

 
床に高く積んであったり、母お手製の棚にぎっしり詰まっていたり、背の高い本棚につめこんで本棚が変形したりしていて、安全上問題があるので処分しました。
 
両親が実家を離れることになったら片付けしなくちゃならないのは、結局わたしなので。
 
父は書類が減ったことに、気づく様子がありません。
 
ものが減ってから、ものが行方不明になることも少なくなり父も暮らしやすくなっているのではないかと思います。