テレビの通販番組で、ロボット掃除機が紹介されているのを見て、父が興味を示しました。


実は実家には、ロボット掃除機があるのです。



わたしが片付けをするまで、とてもロボット掃除機が走れる家ではなかったので稼働させたことはありませんでした。物置同然になっていた部屋で物に埋もれてたし。


「うちにもあるんだよ」

と言って、父の前にロボット掃除機を持って来て稼働させてみました。


すごい。

どんどんゴミを吸い込む。

壁際のゴミも払い出して吸い込む。

動いている姿も何だかかわいい。

放っておけば勝手に掃除してくれるのに、見守りたくなってしまう。


父は最初こそ「すごいねえ」と喜んでいましたが、

「かわいそうだから、もう止めたら?」

と言い始めました。


せっせと仕事してるんだからかわいそうってことはないよ。仕事させてもらえないで、ずっと部屋の隅に置き去りの方がかわいそうだよ。


わたしの話には耳を貸さず「かわいそう」を連呼する父。行き場をなくしてウロウロしているように見えてるのかも。


これからは、ちょこちょこ使ってあげよう。