父はいつも、納豆ごはんに卵を入れたものを朝食として食べます。
わたしがお椀にごはんをよそって父に渡し、冷蔵庫から納豆などを出してもらっています。
今朝は、ゴミ出しでバタバタしていたので、自分で用意してもらおうと、とりあえずお椀だけテーブルに出しました。
自分でごはんをよそってくださいと言うと、炊飯器の蓋も開けていないのに、
「炊飯器にごはんがないんじゃないか」
と言います。
炊飯器の横にしゃもじがセットされていなかったので、ごはんが炊けていないと考えたらしいです。
しゃもじは洗った後、水切りカゴに置いたままだったので「ここにあるよ」と示しました。
父は自分でごはんをよそい、
「半分はあんたに残しておくよ」
と言いました。
いつもなら納豆を出して、卵を出して、漬物を添えて、気が向いたら父が自分でインスタントの味噌汁を作ります。
今日は、ごはんに卵だけ入れてました。
「あとは納豆を入れればいいんだな」
と言いながら納豆は出さず、漬物と、わたしが切っておいたトマト、昨日食べきれなくて冷蔵庫にしまった魚を取り出しました。
魚は箸でつついただけで、結局今日も食べませんでした。(添えてあった野菜は食べた)
父が「しゃもじがないから、ごはんもない」と考えてしまうのは新たな発見でした。
そういうこと、他にもありそう。