父が「今、住んでいる団地がなくなる」「出て行かなきゃいけない」という話をしつこく、しつこく繰り返していました。
父に話をせずに勝手に部屋の片付けを進めてしまったことが引っ越しを連想させたのかと考え、説明してみました。
その効果があったのか、気づけばもうこの話をしなくなりました。
しつこく同じ話を繰り返す時は、元になる不安があるようです。
昨夜は、父は就寝後に起き出して「俺の妹はどうしているのか」と3回も聞いてきました。
この話の元になっている不安は何なのでしょう。
考えてみました。
認知症の父は、母と叔母を混同してしまうことがあるようです。
父が叔母のことを気にする時、本当に気にしているのは母のことなのかもしれません。
母と面会した日や翌日は、叔母のことをあまり聞かれなかった気がします。
母の情報が少なかった日は、母のいない不安を「叔母の行方を心配する」という形に置き換えているのかもしれません。
そういえば、昨日は転院先の病院から電話があったから、それで母のことを心配に思ったのかも。
母のことを話題にするよう心掛けてみようかな。