実家のベランダに、大きなバケツと小さなバケツがありました。


バケツは両方蓋付きで、大きなバケツの上に小さなバケツが乗っていました。中身は予想がついていました。というか、この2ヶ月で開けてみたことがなかったわけではない。しかし、処理することを考えると、手が勝手に蓋を閉じてしまうのでした。


大きなバケツは、高さ36センチ。


小さなバケツは、高さ30センチ。

小さいバケツというほど小さくもないですが、小さいバケツ(当社比)ということでお願いします。


さて、この中身なのですが。

母が入院してから2ヶ月ちょっとの間に開けてみた感じだと、母が漬けていた漬け物なんですよね。


1月下旬から放置したままなんです。

蓋を開けた手がまた蓋を戻してしまうのは、致し方ないことだと思いませんか。


しかし、放置し続けるわけにもいきません。

結構場所を取るし、先送りしていいことなど一つもないのです。


勇気を出して小さいバケツを開けました。


おっと。

こちらには漬物は入っておらず、漬物石だけ。

漬物石ってどうやって捨てるんだろう。気が重い。石も重い。


続きまして大きいバケツ。


蓋を開けると、漬物のすっぱいにおいが鼻をつきます。漬物石があり、漬物を抑え込む板があり、その下に灰色の液体が。

中身を流しに開けると、白菜の漬け物や一緒に漬け込んでいた昆布やら鷹の爪やら発掘されました。

もちろん廃棄です。


バケツも捨てます。


母が漬物を漬けたいと言えるぐらい元気になったらこんなバケツくらい何個でも買ってあげますよ。


いや、何個も買いたくないな。

次に買う時は、もっと小さいものにしてほしいし1個だけにしてほしい。