父は、いつも自分で布団の上げ下ろしをします。

足腰の鍛錬になっているでしょうから、やってもらっています。


今朝、父はわたしより早く起きました。

わたしが起きると、もう着替え始めていました。


わたしも着替えたり歯を磨いたりしようと、自分の布団をそのままにして別室で身支度を整えたり、色々雑事に追われていました。


一区切りついて部屋に戻ると、父がわたしの布団の前で途方に暮れていました。


自分の布団を上げ終わった父は、わたしの布団も押し入れにしまおうとしてくれていたのです。

掛け布団と毛布は収納済みでした。


ただ、敷布団をしまうにはコツがいるので(力技で押し込む)父は敷布団を前に途方に暮れていたのでした。


高齢の父に布団をしまわせてしまった、と思いましたが、ありがとうと言いました。


父は、認知症になってから出しっ放しにしてあるものがすごく気になるようです。


自分に関係があるのかないのか、放置していいのかだめなのか判断がつかないのかもしれません。


更に、父は何か役に立ちたいといつも思っているようで、出しっ放しのものを見るとやってあげようという気持ちになるのかも。